おりもので分かる妊娠しやすい日

おりものとは子宮頸管粘液のことで、膣や子宮を清潔に保つだけでなく、精子が子宮内に入りやすくするように助ける役割もあります。おりものは排卵期、排卵後で変化するので、変化をうまく見分けられれば妊娠しやすい日を見分けられるかもしれません。

今回はおりもの変化の仕方や見分け方などを解説したいと思います。

おりものの変化

棚に飾ってある小物類おりものは子宮や膣、汗腺からの分泌物で粘り気があります。膣内を清潔に保つ自浄作用だけではなく、精子が子宮内に入りやすいように助けます。そのため、排卵前にはおりものがさらさらに変化します。量は生理後から排卵前までは少なく、排卵日にピークを迎え、その後また減少していきます。排卵期のおりものの色は少し白味がかっているか透明で、卵の卵白のようと表現する人もいます。このような状態になると精子も子宮内に入りやすくなります。

おりものの見分け方

おりものは排卵期には量が増加するだけでなく、色が透明になり、さらさらと伸びやすくなります。ショーツについたものを人差し指と親指で伸ばしてみると7-10cm程度になることもあります。この状態が平均2-3日続くと言われていますが、個人差があるので参考程度にしましょう。また、ショーツにおりものがつかないので不安になる人もいますが、産婦人科でおりものの検査を行うと子宮の入り口付近には良い状態のおりものがあることも多いそうです。

おりものの変化だけでなく、子宮の入り口(子宮口)の変化を自分で直接触って調べる方法を福さん式と言います。自分で触るのは抵抗がある人は無理しなくても良いですが、参考までに書いておきます。

  1. まず手を石鹸できれいに洗浄します。子宮を傷つけないように爪は切りましょう。
  2. 下着を脱ぎ、肩幅くらいに足を開きます。
  3. がに股になるように腰を落とします。
  4. 中指と人差し指を膣の奥に入れるとこりこり、またはふわふわしたものが指に触れ、その手前にくぼみを感じます。それが子宮口です。
  5. 子宮口の硬さとおりものを確認します。
  6. 指に付いたおりものを伸ばしてみます。

排卵期には子宮口が下に降りて、唇の様に湿っていたり、ふわふわと柔らかく、おりものは透明で伸びやすくなっているそうです。子宮口が開いていることを分かる人もいます。それ以外の時期には、子宮口は上がっており指が届きづらく、子宮口も硬く閉じており、おりものは白いクリーム状で伸びなくなります。

興味がある人は排卵期には1日1回試してみても良いかもしれません。







 

おりもので妊娠しやすい日がわかる?

笑顔の女性
今回まとめたように排卵期には、おりものの色が透明になり、伸びやすくなることが分かりました。しかし、おりものの変化だけでは個人差もありますし、正確な排卵を予測することは難しいかもしれません。タイミングを取った後は精子も混ざるため、おりものの判別が難しいこともあります。基礎体温表、排卵検査薬などと併用し、自分のおりものの変化と排卵日との関係を観察するのは良いと思いますが、おりものだけで妊娠しやすい日を見極めるのは至難の業かもしれません。

匂いが強くなってきた?おりもの対策

おりものは女性の体調のバロメーターです。
まず食事を振り返ってみましょう。糖質の高い食品を食べていませんでしたか?
野菜をいっぱい食べているよ!・・・と思っていても、カロリーと糖質は別物です。
根菜類やみりんは糖質が高いため、甘い煮物はさらに糖質が高まります。
根菜類を食べる場合は、温野菜にし、ポン酢、オリーブオイル&ワインビネガー&塩、エゴマ油&酢&塩、などのカロリーが低い市販のドレッシングや手作りドレッシングでおいしく食べてみましょう。

また、ビタミンEが豊富なナッツ類もカルシウムとともに摂取しましょう。吸収がよくなります。「ととナッツ」などはベストですね。
ナッツは「子宝おやつ」であることをご存知でしょうか?
ビタミンEは、別名トコフェロール(tocopherol)といいますが、ギリシャ語でtókos=birth、phérein=bear,carry、-ol=アルコール化合物としての意味、となり、「妊娠を呼び寄せる栄養素」なのです。
結婚式の時に、ナッツ類を使ったお菓子もよく登場しますよ。ドラジェはアーモンドを砂糖でコーティングしたものです。また、ブライダルシャワーをピーナッツで行う場合もあります。(当たると痛いカモですが)
どんな儀式もちゃんと意味があっての「願掛け」なんですね。

アーモンドの場合は、一日当たり23~30粒を目安にしてください。摂取量は体重に比例しますので、食べ過ぎには注意してください!またナッツの種類によっても一日の推奨摂取量が異なりますので、是非調べてみてくださいね。
これに加え、厚生労働省が推奨する葉酸を食べ物やサプリメントで積極的に摂取してみましょう。